近年、ペットを対象としたペット保険が販売されています。多くの保険会社が参入していますが、保険の対象動物のほとんどが、犬と猫です。鳥を対象とした保険は数少ないのが現状です。犬や猫を対象としたペット保険は14社以上あります。例えば、アイペット損保やアニコム損保、FPC他のようなペット専門の保険会社からアクサダイレクトやソニー損保のような自動車の任意保険会社まで、様々です。しかし、鳥の保険となるとアニコム損保とSBIプリズム少短の2社しかありません。鳥は飼育数が少なく、寿命も短いため、保険料の設定が難しいのかもしれません。ただ、キバタンやオウム類など50歳以上生きる長寿の鳥もいるので、是非保険会社が増えて欲しいところです。
ウズラを対象とした保険は1社だけです。
ウズラを対象とした保険を販売している会社は、アニコム損保だけです。SBIプリズム少短の場合、オウムやヨウム、文鳥、サイチョウ、カナリア、インコ、十姉妹だけが対象となっています。ホームページには、「その他の鳥類は保険の対象とならない」と明記されています。残念ながら、ウズラ類やニワトリ類の保険は販売されていないようです。鳥類とは関係ありませんが、カメやイグアナといった爬虫類を対象とした保険が販売されている所がユニークな点だと思います。
一方、アニコム損保では様々な鳥類を対象とした保険が販売されています。インコはもちろんウズラもまた、対象となっています。ウズラだけでなく、ニワトリも保険の対象となっており、多くの鳥類愛好家にとって興味深いペット保険でしょう。残念なことに、ヒメウズラやコリンウズラは保険対象の動物リストに入っていませんでした。ただ、ウズラ類として含まれる可能性があるので、ご興味がある方は是非問い合わせてみて下さい。
ウズラの保険の価格は年間約2万円から3万円です。
ペット保険の場合、70%を保険会社が支払い、30%が自己負担となるタイプと50%を保険会社が支払い、50%が自己負担となるタイプがあります。保険料は50%負担で約2万3千円ですが、これを利用した場合、年間4万6千円以上の医療費を払っていないとお得にはなりません。鳥類の場合、具合が悪くなっても外見上変化が無いことが多いです。昨日まで元気に餌を食べていたのに、今朝になって死んでいるという例も少なくありません。天敵に狙われないための自衛手段のようですが、結果として病気の早期発見が難しくなります。そのため、保険が役に立たない可能性もあります。保険に入るときは、よく考えてみましょう、健康診断や予防接種には保険が適用できないので、この点も注意が必要です。
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