今回は、当社からヒメウズラの有精卵をご購入されたお客様から、嬉しい孵化のご報告を頂きました。ご購入いただいた有精卵は、ヒメウズラの卵(ミックス)です。可愛いヒナが生まれたことを非常に嬉しく思います。孵化したばかりのヒナは、とっても可愛いです。「ヒメウズラのヒナの可愛さは異常!」です。生まれたヒナは白色とノーマルのヒメウズラだったようです。ミックスの楽しみの一つは、どのようなヒメウズラが孵るのか、生まれてみるまでわからないことでしょう。頂いたご報告から、まだ若いヒメウズラですが、ノーマルの子は、メスのように見えました。これから白いネックレスができる可能性もあるので、完全にメスと判定することはできませんが。なかなか懐かないとのことでしたが、声をかけて接触する機会が多ければ、懐きやすくなります。
私の経験では、ケージの手入れやエサの交換の時、構ってあげると、手から逃げることは無くなりました。特に懐かせようとしていたわけではありませんが、親指と人差し指で輪を作ると、輪の中に入っていて、自分から手の中に入るようになりました。ケージには5羽いたのですが、3羽が同じような行動をとりました。どうやら個体差があるようなので、ヒメウズラを懐かせたい方は、積極的に触れてみましょう。
ヒメウズラとコリンウズラの孵化マニュアルをバージョンアップしました。
鳥類の卵の人工孵化は、様々な試みが行われています。特に養鶏業者は、卵の孵化率を上げるため、温度や湿度などの条件を検討しております。最近では、インターネットの普及から、通信販売で有精卵を購入される方が多くなりました。そこで、車などで輸送する場合、卵にどのような影響があるのか、調査が行われました。車の細かい振動が卵に伝わると、卵の中の空気が卵内に拡散してしまい、孵化率が悪くなる可能性が示されました。そこで、配送された卵は、尖った方を下にして一晩置くことが推奨されました。新しいマニュアルには、このことを記述しております。
コリンウズラの孵化に関する記述も、バージョンアップしております。コリンウズラの孵化は、高い湿度が孵化に悪影響を与えること、また孵化予定日に温度を少し下げることを追加しております。
新しいマニュアルでは、乾式孵化法についてもご紹介しております。まだ、検討事項が多い孵化法ですが、時折インターネット上に情報が記載されています。主に鶏卵用の孵化方法ですが、ウズラ類の孵化では湿度設定が異なっています。鶏卵用の乾式孵化法をウズラ類の卵に採用した場合、孵化が失敗する可能性が高いので、ウズラ用の条件を記載させていただきました。
是非、ご一読ください。
Comments