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執筆者の写真Hideki Kobayashi

お客様からの孵化のご報告を頂きました。

 当社から、ヒメウズラ・コリンウズラの有精卵をご購入されたお客様から、嬉しい孵化のご報告を頂きました。孵化成功、おめでとうございます。ご報告によりますと、朝方、孵ったヒナの鳴き声が聞こえたそうです。頂いたお写真だと、生まれたヒナは白系のヒメウズラまたはコリンウズラでしょう。それまで機械音しか響いていなかった孵卵器から、ヒナの「ピピピピピ」という鳴き声が聞こえると、本当に嬉しく思います。ヒメウズラもコリンウズラも、ヒナの間は同じような「ピピピピピ」と鳴きます。このヒナの鳴き声が聞こえると、ヒメウズラもコリンウズラも静かになって聞き耳を立てているように見えます。この振る舞いは、鳥の本能なのでしょうか?


お客様のご報告(孵化したヒナ)
お客様のご報告(孵化したヒナ)

コリンウズラ・ヒメウズラの孵化は、いつまで続けるべきでしょうか?


 コリンウズラ・ヒメウズラに限らず、卵の孵化を行うと、最後の一個まで孵したいと思います。孵化の予定日を過ぎても、なかなか孵卵器のスイッチをオフにできません。実際、孵卵器の温度が低いと一般的な孵化予定日より遅れて孵ることは珍しくありません。また、高価な業務用孵卵器は別として、多くの一般向け孵卵器は設定温度と内部の温度が一致していることは珍しいことです。さらに、孵卵器内の温度も意外と差があって、孵化に時間差が出ることがあります。私の経験では、ヒメウズラ・コリンウズラの孵化で最大4日間の開きがありました。なぜ孵化日数に差が出たのか、明確な理由は分かりません。孵卵器に水を加えるとき、一部開閉するため、開閉したところの近くの温度が下がったことが原因かもしれません。当社では、コリンウズラ・ヒメウズラの孵化は、予定日数+4日間を目安として行っています。


孵化する様子を観察・撮影したい方向けの孵卵器


 今回のお客様は、孵卵器に入ったヒナの写真を送ってくださいました。このように、ヒメウズラ・コリンウズラの孵化の様子を観察したい方も多いと思います。しかし、透明のケースで中の卵を観察できる孵卵器は限られています。昔から販売されている孵卵器「リトルママ」は、中を観察できる孵卵器です。自動転卵装置が付いた孵卵器は1万円以下で購入できますが、リトルママは2万円弱なので割高です。中を観察できる楽しみ分、高くなっているのかもしれません。卵が動き出し、ヒナが卵から出てくる様子は、結構心にこみあげてくるものがありました。実際に自分の目の前でヒナが孵化すると、思わず見入ってしまいました。ヒメウズラ・コリンウズラを実際に孵化してみませんか?ヒメウズラなら小型で飼育も容易です。当社では、ヒメウズラ・コリンウズラの有精卵を販売しております。


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