当社から有精卵をご購入いただいたお客様から、コリンウズラの孵化からヒナを経て、若鳥まで育てた報告を継続的に頂いております。今回は、お客様からのご報告を紹介したいと思います。コリンウズラを孵化して、育てようとお考えの方は、是非参考にしてください。
生まれたヒナは3羽でした。
最初に生まれたヒナは3羽でした。生まれたばかりのヒナは、ヒメウズラより一回り大きめのヒナです。外見は、ヒメウズラのヒナとほとんど変わりません。動きもヒナらしく、とても可愛らしいものです。コリンウズラはオスメスで外見が結構違いますが、ヒナの段階ではわかりません。
育った可愛いヒナ達
ヒナ達は無事に大きくなり、模様も次第にはっきりしてきました。ヒメウズラと比較すると、脚が大きく、体が大きくなることが分かります。この頃はイタズラ盛りなので、予期しない行動をとるときもあります。また、私の経験ではありますが、ヒナが動き回って、部屋の隙間に入り込むことがありました。一度、隙間に入ると取り出すのに一苦労でした。
コリンウズラは8-12カ月で成熟します。
ヒメウズラの場合、孵化してから2-3カ月で成熟し、卵を産み始めるメスもいます。一方、コリンウズラは成熟するまで少し時間がかかります。頂いた動画のコリンウズラ達は、若鳥と言うイメージです。コリンウズラは育てている実感がありますね。成熟時期は、個体や飼育環境で大きく変わります。特に室内で夜遅くまで明るく照らされていると、早熟となります。しかし、あまり早すぎる成熟は寿命を縮めることになるかもしれません。また、オスメス特徴があるコリンウズラですが、色のバリエーションがあると、成熟するまで判定が難しい場合があります。Bo b WHITE! と元気よく鳴いてくれれば、オスの可能性が高いのですが、成熟するまで鳴かない事が多いです。
コリンウズラは良く懐く?
動画を見ていると、お客様のコリンウズラはとても懐いているようです。ウズラ類は人に懐かない種類も多く、カンムリウズラなどは全く懐かないみたです。懐かないと飼育していても、少し寂しいですよね。でも、懐いてくれるととっても可愛く、犬や猫のような感覚になると思います。では、コリンウズラという種は、人に懐きやすいのか?と言われると、一概に懐きやすいとは言えません。飼育する数、オスメス、飼育環境などにより大きく変わってきます。多数飼育して、群れを形成してしまうと、オスのリーダーが非常に攻撃的になります。1-3羽を飼育して、メスが多い場合、良く懐くのかもしれません。
コリンウズラの卵を孵化させる時の注意点
コリンウズラの有精卵の孵化に、苦労されている方も多いと思います。注意点として、孵卵器の湿度です。湿度は意外に軽視されていますが、コリンウズラの卵の孵化では気を付けなければなりません。孵卵器の種類にもよりますが、最初はあまり湿度を上げないで下さい。高い湿度で始めてしまうと、卵の表面で結露してしまい、空気の通りが悪くなります。その結果、卵が死んでしまうことがあります。孵化当初の湿度は40-50%程度が良いとされています。可愛いコリンウズラのヒナ達が生まれてくることを願っています。
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