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ウズラ類を飼育されている方、打ち上げ花火には気を付けましょう。

 ヒメウズラ・コリンウズラを飼育していると、意外に強い鳥だと思う方が多いと思います。病気になりにくく、元気に歩き回っている姿は、本当に「可愛い」の一言だと思います。ウズラ類は、小型でもあまり飛ぶことはありません。そのため、ウズラ類はインコ類と比較すると、飛翔によるトラブルが少ない鳥です。しかし、それでもウズラ類には苦手な事があります。それは「大きな音」です。日常的な騒音は元より、突発的な「大きな音」もウズラ類には非常に危険です。

花火は綺麗ですが、大きな音でウズラが痙攣することもあります。
花火は綺麗ですが、大きな音でウズラが痙攣することもあります。

「大きな音」を立てると、ウズラ類は飛び上がります。

 

 ウズラ類は、「大きな音」を聞くと、驚いて飛び上がります。意外にウズラ類の飛び上がりは勢いがあって、高く飛び上がることができます。飛び上がった時、ケージの天井に頭を打ち付けて、脳震盪を起こす場合があります。また、ケージの形状や材質によっては、頭部をケガして、流血する可能性もあります。大き目のケージを用意できれば、飛び上がりによるケガなどは避けられると思います。複数匹飼育されている方やいくつもケージを使用して飼育されている方は、一匹が大きな音で驚くと、皆大騒ぎになることを経験されていると思います。大騒ぎになると、ウズラ類はお互いに攻撃することもあるので、気を付けましょう。

 

打ち上げ花火にイベントがあるとき、防音も考えましょう。

 

 最近は夏だけでなく、週末にも打ち上げ花火が行われることがあります。最近の打ち上げ花火は、大きな音がする物もあります。また、思いもよらない場所で花火が打ち上げられることもあって、油断なりません。実際、当社近くでも打ち上げ花火が行われて、大きな音でウズラ達が大騒ぎとなりました。一番ひどい個体は、大きな音に驚いて痙攣をしてしまいました。メスのヒメウズラでしたが、動けなくなって伏していました。このままだと、周りのヒメウズラにちょっかいを出されてしまうので、保護してダンボール箱に入れておきました。1-2時間程度で回復したのですが、潰れた不完全卵を産卵していました。驚きすぎて、産卵に関わる筋肉が痙攣して、産卵してしまったのでしょう。鳥類は、卵が産道に詰まる卵詰まりを起こすことがあります。死に至る場合もあるので、大きな音には気を付けましょう。対策として、ケージを包む風呂敷や上から被せるダンボール箱などがあれば良いでしょう。夏にかけて、打ち上げ花火をするイベントが多くなります。花火が行われている時、ウズラケージにも注意しましょう。

 

 
 
 

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