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執筆者の写真Hideki Kobayashi

エサとしてのウズラ類の卵

 自然界において、鳥の卵を食べる動物はかなり多いです。鳥自身も他の鳥の卵を食べることは珍しくありません。卵は動かないことや栄養豊富であることなど、エサとして非常に魅力的です。中でも、ヘビは卵を良く食べる爬虫類です。近年、様々なヘビがペットとして飼育されています。ウズラ類を飼育されている方は、あまり興味は無いかもしれませんが、実はヘビは結構人気のあるペットです。実際、爬虫類専門のペットショップではイグアナやカメレオンと共に、多種のヘビが販売されています。また、ホームセンターのペットショップでも、ヘビが販売されているコーナーを見かけたことがあります。ヒメウズラなどのウズラ類を販売しているペットショップは非常にレアなので、ヘビの方が飼育しやすいかもしれません。



鳥の巣の卵
自然界では、鳥の巣の卵は狙われやすい獲物の一つです

ヘビのエサはマウスとラットがメインです。

 

 ヘビのエサとして、冷凍のマウスとラットが販売されています。サイズにもよりますが、冷凍マウス10匹で2000-3000円、冷凍ラットの方は、1匹700-1500円程度と高めです。ただ、生後から日にちが経っていないヘビは、週に3回程度、大きく育ったヘビは週に1回程度与えれば良いので、それほど負担になる価格でも無いようです。

 

一部の特殊なヘビを除き、卵はおやつ的なエサです。

 

 ヘビの飼育では、安定的にエサを食べてくれず拒食症になることが、難しい点のようです。冷凍ラットと冷凍マウスは栄養価も良く、大変良いエサです。だから、ヘビを飼育している方は、冷凍マウスや冷凍ラットだけを与えている場合があるそうです。そのため、ヘビが拒食症になると、ひどい栄養失調となってしまいます。そこで、冷凍マウスや冷凍ラット以外のエサをヘビに与えて、拒食症の回避や治療を行うようです。その一つが卵です。飼育しているヘビの大きさにより、鶏卵やウズラの卵が利用されるようです。しかし、ヘビが小さく、ウズラの卵でも大きい場合、ヒメウズラの卵をエサとして与えて、拒食症を回避するようです。ただ、ヒメウズラの卵を食べるか否かは、やっぱりヘビによるみたいです。残念ながら、卵はヘビにとっては栄養価的に不十分なので、「おやつ」的なエサとなります。他にも冷凍ウズラなども利用されますが、栄養価的に議論されていて、やはり「おやつ」的な存在と言えます。

 

タマゴヘビは卵しか食べないヘビです。

 

 冷凍マウスや冷凍ラットをエサとして与えることに抵抗がある方は、卵しか食べないタマゴヘビを飼育するようです。ただ、タマゴヘビも拒食症になることがあります。そこで、普段と違うヒメウズラの卵なども試してみる方もいます。中には、拒食症のタマゴヘビに黄身を注射器で口に注入し、強制的に給餌する方もいるようです。

 

卵を食べないヘビ

 

 卵はヘビが拒食症となったときのおやつ的なエサです。しかし、ヘビの中には卵を食べない種類もいます。ボア科、ニシキヘビ科、ガラガラヘビ属のヘビは卵を食べません。これらヘビの中には、飼育が禁止されているヘビが多いのですが、普通に飼育可能なヘビもいます。特にガラガラヘビ属のヘビの中には、強力な毒を持ち飼育が禁止されている種類もいます。これらのヘビには、卵を与えないようにしましょう。

 

エサとしてヒメウズラの卵をご希望の方へ

 

 エサとしてヒメウズラの卵をご購入されるお客様は、ご注文後メールにてご連絡下さい。その際、卵の状態についてご相談ください。ヘビは体の大きさに比べて、大きなエサを食べます。しかしヘビが小さい場合、ウズラの卵さえ大きいかもしれません。小型のヘビや産まれてから日にちが浅いヘビには、ヒメウズラの卵が良いかもしれません。遠慮なくご注文下さい。



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