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執筆者の写真Hideki Kobayashi

スプリングセールのお知らせ

 今年は異常気象のためでしょうか?コリンウズラが中々産卵を開始しません。やっぱり、コリンウズラの産卵は、気温が大きく関係しているのでしょう。桜の開花のように気温の積算や低温時期が関係しているのかもしれません。その中で、白色のコリンウズラの産卵は開始しました。ほとんど同じ環境で飼育していますが、なぜ白色コリンウズラは産卵を開始したのでしょうか?実に不思議です。


コリンウズラの卵
コリンウズラの卵

白色コリンウズラの有精卵を割引価格で販売します。


 今回のスプリングセールは、白色コリンウズラの有精卵を20%割引で販売します。期間は3月31日までです。白色コリンウズラも並のコリンウズラも性質は変わりません。ただ、オスメスの判別が難しい点が、難点ともいえるかもしれません。鳥の中では、白色の鳥は結構人気のある品種です。ヒメウズラも同様ですが、やはり繁殖期の白い羽は非常に美しいです。



コリンウズラの孵化は、ヒメウズラや並ウズラ、ニワトリより難しいかもしれません。


 コリンウズラの孵化は、23-24日とされています。ヒメウズラや並ウズラの17-18日、ニワトリの21日に比べると、やや長めです。孵化にかかる日数が長いと、それだけ管理も大変になります。もし手動転卵を行っていると、ほぼ3週間転卵を行わなければなりません。都合が悪くなって、転卵を行えない日があると、失敗してしまいます。また、停電も心配です。最近の異常気象から、停電することも珍しくないので、注意が必要です。停電して、温度が下がってしまうと、中止卵となってしまいます。


 コリンウズラの孵化の難しい点は、長い孵化日数だけではありません。温度だけでなく、湿度の管理も重要である点です。特に孵化の初期に高い湿度で卵を温め始めると、確実に孵化しません。孵化初期に停止卵となってしまうため、検卵時に「無精卵」と判定してしまい、孵化方法が間違っていたことに気が付きません。その結果、同じ間違いを繰り返してしまうのです。孵化開始時の湿度は低め(50%以下)がお勧めです。また、温度は38-39℃がお勧めです。ただ、孵化予定日前日は37-38℃に下げると、ヒナが殻を割って出てくる時に、体力消耗が少なくなります。


コリンウズラは懐く鳥です。


 孵化が少々難しくても、コリンウズラは是非飼って欲しいウズラです。第一にコリンウズラは良く懐く個体が現れます。もちろん、個体の個性や飼い方も影響しますが、積極的に触れたり、エサを手で与えたりすると、懐く可能性が高いです。上手く懐かせると、手乗りウズラになるそうです。この機会にコリンウズラを飼育してみませんか?



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