前回のブログで、ヒメウズラの孵化直後から若鳥までの育て方についてご紹介しました。今回は、若鳥まで育ったヒメウズラの育て方について、ご紹介させていただきます。ヒメウズラの若鳥は一番育てやすい時期と言っても過言ではありません。若鳥の時期は、オスメス混在で複数飼育できます。多くのヒメウズラが一緒に賑やかに騒いでいて、見ていて本当に楽しい時期です。しかし、若鳥の間で気を付ける点もあります。複数飼育している場合、足にフンが付いて固まってしまうことが度々あります。そのままにしておくと、感染症などのリスクがあるので、気が付いたら足の洗浄をしてあげましょう。
ヒメウズラの足にフンが付いて固まってしまった時の洗浄方法
ヒメウズラを飼育していると、時々若鳥が足にフンを付けて、そのまま固まってしまう時があります。ヒメウズラの場合、足にフンが付くことは良くある現象です。特に若鳥の時によく見られます。まだ足の力が弱く、付着物を振り払えないのでしょう。固まってしまったフンは意外と硬く、そのまま取り除くことは難しいです。足を水で流しながら、取り除きましょう。固まったフンは撥水性が強く、ただ水で流しただけでは、固まったフンに水が浸透しません。水で流しながら、硬いフンに爪などで傷を付けて水を浸透させましょう。水が浸透すると、足からポロポロフンが落ちていきます。例え水が浸透しても取り除けない時もあります。決して、固まったフンを無理やり取り除こうとしないで下さい。どうしても水が浸透しない場合、薄い石鹸水をフンの上から塗ってみて下さい。
成鳥まで育つとき、気を付けましょう。
ヒメウズラは性的に成熟してくると成鳥となります。ヒメウズラのオスは成鳥まで育つと、首の所に白い線が出てきます。白い線なので、白ヒメウズラでは見えません。白い線が出て来ない個体はメスということになります。白い線が見えてきたら、そろそろオスが活発に行動します。オスはメスを得るために、他のオスを攻撃します。ニワトリとは異なり、ツッツキ順位を決めるための攻撃ではなく、完全に排除を目的とした攻撃です。時には相手を殺してしまうくらい激しく攻撃します。白い線が出てきた個体を見つけたら、ペアになっているかチェックしましょう。オス同士の争いは、ある日突然起こります。昨日まで仲良く餌を啄んでいたのに、今日はケージで大喧嘩なんてことは良くあることです。悲しい事になる前に、別々に飼育することをお勧めします。
ヒメウズラのエサについて
エサはウズラ用のエサが販売されています。また、ニワトリ用のエサも細断することで、ウズラ用のエサになります。日本では高タンパク質のエサが良いとされていますが、これは家禽のウズラが卵を産むために必要なタンパク質量です。メスを長生きさせたい場合、ニワトリのエサを与えて下さい。しかし、一般的なエサでは味気ないので、他のエサも与えたくなります。おやつ的なエサとしては、麻の実や粟の穂、ミルワームが代表例です。他にも贅沢なエサとしては、川釣りで使用するブドウ虫もあります。おやつ的なエサは嗜好性が高く、いつもと異なる姿を見ることができるでしょう。これもヒメウズラ飼育の楽しみです。是非、おやつ的なエサも与えてみて下さい。
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