ヒメウズラを飼育し始めると、意外に飼育用品が売っていない事に気が付きます。エサ入れ、水入れ、巣、砂場など、ペットショップの鳥用品売り場に行っても、あまり見かけません。そもそも、鳥用品売り場がほとんどありません。今は犬猫専門と化したペットショップがほとんどです。ペットショップよりもホームセンターやドン・キホーテのペットコーナーに行った方が鳥用品を見つけられるでしょう。それでも、売っている鳥用品の対象鳥は、セキセイインコやシジュウカラ、十姉妹などが中心です。時折、鶏用品が売っていますが、これは農家向けかもしれません。エサを含めウズラ用品はほとんど見かけません。同じ鳥と言っても、インコや十姉妹などは枝に止まり、枝の間を飛び回る鳥なので、歩き回るヒメウズラとは行動形態が違います。そのため、インコ用品はヒメウズラの飼育には合わない事が多いです。むしろ、モルモットやウサギの飼育用品の方が、良いかもしれません。
ヒメウズラの飼育用品は、100円均一ショップで揃えましょう。
ペット用品は一般的に高価なので、同じような品なら、100均ショップが便利です。そして、意外とヒメウズラの飼育に向いている品も見つけられます、まず、餌や水入れです。100均ショップには、色々なサイズの小さなガラス容器や陶器が売っています。特に、セリアの容器は品揃えが豊富で、丁度良いものが見つかります。例えば、写真の陶器はセリアで見つけてきたのですが、ヒメウズラのヒナ用水入れです。あまり背が高くなく、それでいて広めの容器です。この容器が手に入るまでは、ペットボトルのキャップを使っていました。しかしペットボトルキャップは軽すぎるので、動き回るヒナ達が蹴っ飛ばしてひっくり返すことが多かったのです。この陶器に替えてからは、ひっくり返されることが無くなりました。
これは、キャン・ドゥで見つけた乾燥した海藻で作られているボールです。多分、小物入れなどに使われるのでしょう。ヒメウズラにとっては、巣の代わりになります。一般に、飼育されているヒメウズラは長時間抱卵しません。ごくまれに抱卵して自ら卵からヒナを孵すお母さんヒメウズラもいるようですが、ほとんどのヒメウズラは、2-3時間で抱卵を止めます。その原因の一つは、落ち着いた環境を提供できていないという点にあります。このような品を置いてあげると、次第に抱卵する環境が整うかもしれません。売られているインコ用のつぼ巣は、ヒメウズラには少々手狭です。
100均ショップは、様々な品が売られているので、ヒメウズラの飼育にもっと便利な品がきっと見つかります。リジナルな使用法で、自分だけのヒメウズラ飼育ケージを演出してみませんか?
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