今年、ヒメウズラの有精卵からヒナを孵した方は、次第に大きく育って可愛い盛りでしょう。次第に季節が進み、これから冬へと向かいます。段々寒くなってくるので、ヒメウズラの越冬の準備をしましょう。ヒメウズラは元々東南アジアに棲息しています。一年中温暖な地域に棲んでいる鳥なので、日本の冬は苦手です。冬の寒さ対策を今から立てておきましょう。寒さの中、ふっくらしているヒメウズラも可愛い姿ですが、一つ間違えると命の機器が待ち受けています。
ヒヨコ電球やペットヒーターを使用する。
ヒナが孵った時、使用していたヒヨコ電球やペットヒーターを使用していたと思います。もう使わなくなったから、片づけてしまっていることでしょう。それを準備しておきましょう。気温が10℃より低くなると、ヒメウズラは元気がなくなります。関東地方より北の地方では、夜になると気温が下がります。暖房の無い部屋の中でも10℃より低くなることでしょう。あまり長い間、低い気温にさらされていると、ヒメウズラが死んでしまうことがあります。せめて夜の間だけでも、ヒーターを使って温めてあげましょう。さらに気温が低い、東北地方や北海道では、夜の間は保温のために毛布などで飼育ケージを覆ってあげましょう。毛布にイタズラするヒメウズラがいる場合、段ボールを利用すると良いでしょう。意外と段ボールの保温効果は高いです。
昼は日光浴をさせましょう。
冬になると、飼育ケージを部屋にしまいがちです。そのため、ヒメウズラが日光に当たる機会が少なくなってしまいます。ヒメウズラは日航の紫外線を受けてビタミンDを作り、カルシウムを吸収します。できれば、暖かい日中に飼育ケージを外に出して、日光浴をさせましょう。特にヒメウズラのメスが卵を産んでいる場合、カルシウムの消費が激しいので、気を付けましょう。ヒメウズラのメスがカルシウム不足の場合、産んだ卵の殻が薄く、直ぐに割れてしまいます。冬の間は、日常の世話をするとき、メスを基準にしましょう。卵を産むメスは、カルシウムや栄養が不足し、体力も落ちています。ヒメウズラは小さな鳥なので、冬に体調が悪くなると死に至ることが多くあります。
与えるエサも注意しましょう。
ほとんどの人がヒメウズラにいつも同じ餌を与えていることでしょう。しかし、自然界ではいつも同じ餌を食べていることはありません。特に日本で冬を越すために、ある程度カロリーが高い餌も与えましょう。いつもあげている餌に少量の麻の実を混ぜたり、乾燥ミルワームをまぜたりしましょう。添加分はあまり多いと逆にカロリー過多や脂肪過多になるので、気を付けましょう。
みんな無事に冬を越すため、万全の準備をしておきましょう。
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