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世界のうずらの卵料理

 日本ではうずらの卵はフライや生食、燻製、煮物の具材などになっています。時々、メンチカツの中に茹でたうずらの卵が入っていて、スコッチエッグの小型バージョンが販売されています。では、世界ではどのような料理にうずらの卵は利用されているのでしょうか?

日本では、うずらの卵フライが一番メジャーですよね
日本では、うずらの卵フライが一番メジャーですよね

ドイツの伝統料理「ラプスカウス」(Labskaus)

 

 ラプスカウスは、ドイツのハンブルク地方の伝統料理です。基本的にはマッシュポテトに肉とビーツの酢漬けを混ぜて、ニシンの酢漬けや目玉焼きを乗せるというシンプルな料理です。元々はドイツ北部地方やスカンジナビア半島の船員達が食べる料理でした。17-19世紀、船上の食事は保存がきく瓶詰めや缶詰、ジャガイモなどに限られていました。そのため瓶詰めや缶詰、ジャガイモを利用したラプスカウスが誕生したそうです。ただ、あまり評判は良くありません。私の友人がハンブルクで食べた時の感想は、「大盛りの酸っぱいマッシュポテトの上に鶏卵の目玉焼きが乗っただけの料理で、食べている内に飽きる。」とのことでした。現在では、ラプスカウスが前菜となっている料理コースもあるそうです。前菜なので、少量のマッシュポテトの上にうずらの卵の目玉焼きが乗っているようです。これなら食べてみたいですね。

 

スペイン料理「ピンチョス」

 

 ピンチョスは串刺し料理です。色々な野菜やチーズが串に刺された料理で、非常にシンプルな料理です。茹でたうずらの卵も串刺しの具材として利用されています。短時間で出せるおつまみの一つという位置付けなのでしょう。様々な進化系があって、具材をパンに串刺ししたり、クラッカーに串刺ししたりと、作る人によって変わる料理なのかもしれません。簡単に作れるというメリットもありますね。

 

韓国料理「メチュリアルジャンチョリム」

 

 うずらの卵は韓国語で「メチュリアル(메추리)」と言うそうです。「ジャンチョリム(장조림)」は、煮込んだ牛肉のブロックを細く割いて、甘しょっぱい味に作った佃煮のことです。この料理はうずらの卵を使って、甘しょっぱい味に煮込んだ料理です。茹でたうずらの卵を醤油とみりん、砂糖、ゴマで煮て味付けした料理で、韓国では各家庭で作り置きしているようです。唐辛子やニンニクを使っていない料理なので、あまり韓国を感じませんね。でも、メチュリアルジャンチョリムは韓国ドラマの「サイコだけど大丈夫」や「ボーイフレンド」でも出てきているようです。

 

 うずらの卵は、様々な国で料理の素材として活躍しています。また、日本の家禽うずらが、各国に輸出され、卵の生産で活躍しています。たまには各国のうずらの卵料理を楽しむのは、いかがでしょうか?



 
 
 

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