先週、台風10号が日本列島を縦断していきました。当社のある真鶴町でも、ずっと大雨警報が出ていたり、土砂災害警戒区域に指定されたりと散々な状態でした。ただ、真鶴町は坂の町なので、床上浸水などの被害が無さそうです。同じ海辺の街でも、沼津や二宮町、小田原は結構な水害が出たようです。二宮町では町内を流れる葛川が氾濫して、ニュースにもなっていました。二宮町は法務局の西湘支部があるので、時々訪問していました。西湘支部も葛川の近くにあったのですが、大丈夫でしたでしょうか?また、小田原市の主要でも観光スポットである小田原城でも、敷地内にある小田原城址公園こども遊園地の斜面が幅5~6メートルにわたって崩れてしまいました。けが人等が出なかったのが幸いです。これも台風10号がゆっくりと進み、その影響が長引いたためだと報道されていました。風よりも雨の影響が非常に大きかったです。
土砂災害は年々増えているそうです。
小田原市の中でも、早川地区や根府川地区は近年がけ崩れが多くなっていました。今回は小田原城という小田原市内で小さな土砂災害が発生しました。真鶴―湯河原の間でも、線路に土砂が流入してJR東海道線が不通となりました。国土交通省のサイトを見ると、年々がけ崩れなどの土砂災害が多くなっているそうです。1982年から2024年までの平均年間発生件数は1099件でしたが、直近10年の平均では1446件と約1.3倍となりました。土砂災害の増加は、激しい雨が原因ではないかと推察されています。気象庁のデータによると、大雨の年間発生回数は有意に増加しているようです。それも、より強い雨ほど増加率が大きくなっています。1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強い雨は、1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。これら大雨の影響で、土砂災害が増加したのでしょう。
森林の根の弱化が、土砂災害の原因かもしれません。
元来、森林の樹木は土砂くずれなどの災害を防ぐ働きがあります。森林内の樹木をはじめとする植物の根が、土壌をつなぎとめているからです。 ある研究では、地面がむきだしの裸地と森林の植物で覆われている土地とを比較すると、約150倍の土壌が流出しやすいという結果が出ています。実は、日本では酸性雨が降り続いていて、根が弱体化していると予想されています。その結果、例え森林があったとしても、根の土砂をつなぎとめる作用が小さくなって、土砂崩れなどが起きやすくなっていると考える研究者もいるそうです。
屋外のウズラさん達は、湿気に注意しましょう。
コリンウズラや並ウズラを屋外で飼育されている方は、長雨による高い湿度に注意しましょう。高い湿度が続くと、寄生虫や感染症にかかる危険性が増します。砂浴び用に乾いた砂場を用意するなど、ウズラさんの健康に気を付けましょう。
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