東京・上野にある国立科学博物館では、常設展示の他に時々特別展を開催しています。特別展はテーマが決められていて、恐竜や宇宙、人体、海など様々です。特に恐竜展は非常に人気が高く、これまで何回も開催されています。現在開催されている特別展は、「鳥」です。昨年11月2日から開催されています。鳥類の特別展開催は、国立科学博物館初の試みとのことです。鳥展は開催から3カ月経った現在でも混雑していて、人気があるようです。鳥はやっぱり興味がある人が多いのですね。

ホームページでは意外に難しい文言が並んでいます。
国立科学博物館の特別展「鳥」のホームページには、「科博初の鳥類をテーマとした特別展「鳥」では、鳥の起源とその進化の過程を紹介し、さらに、ゲノム解析による最新研究で解き明かされた進化系統仮説にもとづき、貴重な鳥標本を数多く展示します」と書かれています。「ゲノム解析」や「進化系統仮説」など、難しい文言が並んでいます。生物学の研究者なら容易に理解できるのですが、一般の人には少々難しいかもしれません。簡単に言うと、生物が進化すると遺伝子が少し変化しているので、変化の少ない順番に並べれば、進化の順番がわかるということです。進化の順番で、鳥のはく製が多数展示されているようです。
ホームページでは4つの見どころが紹介されています。
国立科学博物館のホームページでは、特別展「鳥」の見どころが4つ紹介されていました。
1、鳥のはく製が600点以上
2,新たな視点で鳥類へのアプローチ
3,23の鳥のひみつ
4,史上最大「ペラゴルニス・サンデルシ」の復元プロジェクト
はく製600点は、さすが国立科学博物館という所でしょうか。おそらく、日本全国の博物館や研究所から集めてきたのでしょう。紹介では、あのあざと可愛い「シマエナガ」のはく製も展示されているようです。新たな視点で鳥類へのアプローチも、気になります。最近、鳥は恐竜に最も近いなどの説が出てきたので、その辺りも解説されていると思います。23の鳥のひみつも凄く興味をそそります。鳥は様々な振る舞いをしますが、ウズラ関連の話題があれば、良いなぁって思います。ウズラやニワトリは、家禽として人類に最も寄り添ってきた鳥です。それ相応の取り扱いがあることを希望します。
「ペラゴルニス・サンデルシ」は、約2600万年前に生きていた鳥です。翼を開くと7mにもなり、なおかつ飛べることができるのです。現在、最大の鳥でもその半分の大きさです。この最大の鳥の復元モデルが展示されているようです。私の個人的な好みでは、大きな鳥ではハシビロコウが一番ですね。ハシビロコウでも翼を開いた時2.3-2.6mなので、ペラゴルニス・サンデルシはかなり大きかったのでしょう。
特別展「鳥」は2月24日までです。終了が近いのですが、意外に混雑しているようです。終了日近くなると、さらに混んでくるので、興味のある方は早めに行きましょう。
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