最近、新型コロナウイルス流行の影響なのか、子供のオンラインゲーム利用に関するトラブルが増えているようです。赤ん坊の頃からスマートフォンであやされている子供たちにとって、スマホはもはや必須アイテムなのかもしれません。確かに私達が子供の時代でも、ゲームウォッチなどが流行して、「ゲームは1日30分」などというルールを親が作ったものです。現在、オンラインゲームのほとんどは、無料で遊ぶことが可能です。しかし、「課金」というシステムを使って、料金を収拾しています。もちろん、ゲーム運営会社はサーバー利用費などゲームを維持するために、お金は必要です。課金すれば、強いアイテムやキャラクターが手に入ったり、「ガチャ」と呼ばれるくじ引きを何回も引けたりと、ゲームを有利に進めることができ、ユーザーとしても楽しさの一つかもしれません。
大人がオンラインゲームで遊ぶ場合、ある程度課金している方も多いでしょう。中には、何万円と課金している方もいるかもしれませんが、ほとんどは節度を守っていることでしょう。しかし子供が遊ぶ場合、節度は守れません。子供の「勝ち負け」に対するこだわりが大きく、「勝つ」ことによる幸福感と「負ける」ことによる屈辱感にとらわれることが理由です。大きく課金してでも、勝ちたいという感情が「お金は大切な物」という社会通念を超えてしまいます。またオンラインゲームの支払いは現金ではなく、カードを利用する点も、「お金の大切さ」を見失ってしまうことの原因でしょう。大人がカード支払いを管理していても、中には学習してカード支払いを自分で実行して、何万円も使ってしまう子供もいるようです。
オンラインゲームで育った子供の未来は大丈夫?
昔は、「ゲームが上手になっても、全く役に立たない」ということが分かり次第、子供たちのゲーム熱は冷めていったものです。しかし現代は、上手なゲームプレイヤーがゲーム画面の動画を撮影して、YouTubeに投稿で人気を集めてお金を得るというビジネスモデルがあります。また、e-スポーツという多額の賞金がでるゲーム大会もあります。「楽しいゲームをプレイして、お金が稼げるなら、嫌な勉強なんてしないでゲームばかりしていたい」という子供の理屈に中々言い返せません。しかし、何でも職業にする辛いもので、e-スポーツが盛んな韓国では、パソコンの前に何十時間も座っていたため、「エコノミー症候群」で亡くなった若者もいるようです。
子供達には、ゲーム以外の楽しみが必要です。
ゲームと勉強、楽しい事と嫌な事の二極化は、子供をますます勉強嫌いにさせることでしょう。自発的に習い事やスポーツチームに参加していても、やはり競争と自己研鑽の連続で、上達しなければ、嫌になってしまうでしょう。そこで、「生き物を飼育する」というのは、いかがでしょうか?犬や猫など、きっと子供達の良い興味対象となります。命の大切さを学ぶ良い機会にもなるでしょう。動物の世話は、勝ち負けも無く、競争もありません。飼育する動物の話題で、家族の会話も増えるでしょう。ただ、犬猫を飼うことは、結構大変です。子供だけでなく、家族みんなで世話をしなければなりません。「子供が自主的に飼育して、なおかつ子供自身で十分世話ができる」動物は、ハムスター、ウサギ、インコなどが有名です。熱帯魚も候補かもしれませんが、水槽の掃除は結構大変で、子供一人では大変困難な作業です。そこで、ヒメウズラの飼育をお勧めします。ヒメウズラを卵から孵し、育てることは、命の誕生を目の当たりにし、命の大切さを感じるよい機会となるでしょう。それに、生まれたばかりのヒナはとても可愛らしく、子供達を魅了することでしょう。また、ヒメウズラ1羽2羽なら、世話もそんな大変ではありません。エサやリト水替えも5分とかかりません。犬猫用ペットシートを利用すれば、飼育ケージのお掃除も簡単に終わります。最近では、ペットシートの価格は、通常サイズ200枚1000円程度と下がっています。2-3日に一回交換しても、1年以上使えます。そして、もう一つ大切なことは、エサと水を十分に供給できれば、旅行にも行けるという点です。ペットを飼育していると、旅行に行けなくなると忌避される方もいるかもしれない。ヒメウズラの場合、1週間程度でしたら、エサと水を複数の容器に入れる、大きい容器を使うなどの工夫をすれば、旅行も可能です。ただ、ヒメウズラは結構水を飲むので、留守にする場合、水の量は十分に注意しましょう。
ペット禁止のアパートやマンションで飼育は可能?
ペット飼育禁止のアパートやマンションは、基本的に犬、猫、鳥の飼育は禁止されています。ヒメウズラは鳥なので、基本的に禁止対象となります。ただ、多くの場合、鳥についてはグレーゾーンになっていて、大家さんや管理者と相談すれば、飼育の許可が下りることもあるようです。ヒメウズラは、1-2羽なら大きな声で鳴くことも滅多にありません。また、室内で放し飼いをせず、飼育ケージまたはケースに入れて飼育することを説明すれば、許可が下りやすいかもしれません。ちなみに、横浜駅周辺の賃貸物件4750件中、ペット可の物件は568件でした。いずれにしても、ペット飼育について、大家さんと相談することが大切です。
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