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執筆者の写真Hideki Kobayashi

季節外れのコリンウズラの卵

更新日:2023年4月7日


コリンウズラのヒナ(お客様のお便りから)

 コリンウズラは並ウズラやヒメウズラと違って、繁殖期があります。原産地のアメリカでは、4月から7月くらいが繁殖期とされています。日本でも同じような時期が繫殖期です。コリンウズラは繫殖期になると、良く鳴きます。「Bo B White」とよく鳴き、ほぼ毎日交尾を行い、産卵します。しかし繁殖期以外では、ほとんど鳴くことも無く、交尾も行わなくなります。産卵も全く行わなくなり、卵は取れなくなります。しかし、時々繫殖期を無視して、交尾や、産卵する個体も出てきます。当社でも、一部のコリンウズラが交尾と産卵を行っています。ひょっとしたら、季節を無視するコリンウズラは、結構出現するのかもしれません。アメリカでも、コリンウズラの卵は結構長い期間販売されています。一方、カンムリウズラやウロコウズラは、結構厳格に繫殖期が決まっています、アメリカでの有精卵の販売も期間限定で予約制であることが多いです。ただし、アメリカの農場は、海外への発送を行っておりません。カンムリウズラやウロコウズラの卵は、アメリカに行って購入する必要があります。しかし、種卵も動物検疫の対象となり、実際に入手することは困難でしょう。卵を輸入するよりも、親鳥候補を輸入する方が確実かもしれません。


コリンウズラの有精卵の販売は現在休止しています。


 現在、コリンウズラの有精卵は少数しか採卵できません。そのため、積極的に販売することを控えております。季節外れではありますが、一応交尾を行っており、卵も有精卵の可能性が高いです。ただし、譲って欲しいとご連絡を頂いたお客様には、特別に販売をしております。今回、ご購入されたお客様から孵化が成功したというご連絡を頂きました。7個中1個だけ孵化が成功したということでした。季節外れの卵は、あまり孵化率は高くないようです。ただし、生まれたコリンウズラは、季節外れでも産卵する個体です。一般にコリンウズラの産卵は、繁殖期に限られているため、卵の生産という養鶉業には向いていません。しかし、この季節外れの卵から、一年中卵を産むコリンウズラが生まれるかもしれません。今回は一羽だけなので、オスまたはメスなのか分かりません。ひょっとしたら、季節外れでも発情するオスも必要なのかもしれません。


コリンウズラ有精卵ご希望の方


 大変申し訳ございませんが、孵化率があまり安定していません。そのため、孵化率が低い場合があります。それでも、ご購入希望の方はメールにてお問い合わせください。ご購入希望個数により、日数を頂く場合があります。


生まれたヒナの写真をお待ちしております。


 これまで、当社から有精卵をご購入いただいたお客様の中で、ヒナが生まれた時の写真や成長記録がございましたら、是非メールにて送って頂きたく思います。ホームページで紹介させていただきます。





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