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執筆者の写真Hideki Kobayashi

手乗りコリンウズラを育ててみましょう。

 インコや文鳥が手乗りになるくらい懐くことは良く知られています。特にセキセイインコは、好奇心が旺盛で遊びが大好きなので、手乗りになりやすいと言われています。懐くという点では、コリンウズラも懐く個体が現れます。残念ながら、全ての個体が懐くとは限りません。セキセイインコでも、人に懐く個体と懐かない個体が現れるようです。

 


手乗りコリンウズラ(若鳥)
手乗りコリンウズラ(若鳥)

人に懐く個体は、どのような個体でしょうか?

 

 先月、当社で販売しているコリンウズラの有精卵について孵化テストを行いました。その時生まれた一羽がとても懐きました。最近では、手乗りのコリンウズラとなりました。以前、お客様から手乗りになったコリンウズラのご報告を頂いたことがありました。コリンウズラはヒメウズラに比べると、とても懐きやすい鳥だと思います。大きな鳥に懐かれると、セキセイインコや文鳥のような小鳥とは違った嬉しさがあります。コリンウズラの中で、どのような個体が手乗りになる素質を有するのでしょうか?次の3つの点が挙げられます。

 

1,生まれた時から、人に興味津々であること

2,手を恐れないこと

3,指先で遊んでくれること

 

 1は、生まれた時から人に興味を示して、ケージに近寄ると寄って来る個体です。人と言う動物を認識して、それでも近づいてくる個体です。2は、ケージに手を入れた時に恐れず手の中に入ってこようとする個体です。3は、ケージの外から指先を見せて、適当に動かすと、指先を追って来る個体です。1-3まで当てはまる個体なら、手乗りになる可能性があります。

 

手乗りにするためには、どのように飼えば良いのでしょうか?

 

 素質のある個体が見つかった時、飼い主の方もその素質を生かしてあげなければ、手乗りになりません。素質のある個体を隔離して、一羽で飼いましょう。他の個体が居ると、仲間と同じように行動するようになります。手を恐れるようになって、手乗りにならなくなります。また、いくら懐いていても、いきなり手乗りにすることはせず、ゆっくりと手に慣れさせましょう。素質ある個体に手を慣れさせる時、ゆっくりと手を近づけましょう。また、必ず手は個体の下から近づけましょう。上から掴もうとすることは厳禁です。手の上に乗ってくれるまで、足元に近づけたり、離したりしましょう。本人も含めて、素早い動きは厳禁です。時々、指で直接ミルワームを食べさせてあげると、懐く速度も上がります。「うずらのロバート」の本でも、コリンウズラは凄く懐いていました。ロバートはメスでした。またご報告を頂いたお客様の個体もメスでした。良く懐く個体は、メスの可能性が高いかもしれません。

 

 コリンウズラの産卵時期はもうすぐ終わりです。コリンウズラを飼ってみたい方は、お急ぎください。

 



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