7月に入り、危険な暑さの夏になっています。人はもちろんのこと、ウズラさん達にとっても、暑さは問題です。特に、並ウズラとコリンウズラは暑さに対して弱いです。暑い日は、ウズラさん達の様子を良く見てあげて下さい。当ブログで何回か取り上げていますが、今年の夏は異常なので、暑さ対策は是非準備しておきましょう。
暑いと、ウズラさん達は口を開いて、喉を震わせます。
ウズラさん達は、暑いとクチバシを開いて、喉を震わせます。この姿は、ウズラさん達が「暑いよー」と言っている姿です。時々この行動を取る場合、あまり問題はありません。しかし、頻繁にこの行動を取るようでしたら、何らかの暑さ対策をする必要があります。何の対策も取らずに放置しておくと、熱中症になり、痙攣しながら横たわり、そのまま死んでしまうことがあります。
暑さ対策その一、ウズラさん達を涼しい所に移す。
並ウズラ、コリンウズラを屋外で飼育している場合、ケージなどに回収して、クーラーの効いた涼しい部屋へ移動させましょう。この方法が一番効率良く、安全な方法です。屋外に日影と大きめの水場を用意する方法もありますが、ウズラ達は動き回るので、冷やす効果は今一つです。「暑ければ、涼しい所に避難するだろう」と、ウズラさん達の行動に期待することは止めておいた方が良いです。また、ここ2,3年の厚さは異常で、暑さの避難場所も長い時間冷却してくれないかもしれません。
暑さ対策その二、保冷剤を使用しましょう。
屋外のウズラさん達を、屋内に入れることが出来ない場合の暑さ対策です。色々な理由から、外のウズラさん達を屋内に入れることは出来ない方もいると思います。また、屋外で大き目のケージで飼育している方もいるでしょう。そのような場合、ケージに保冷剤を置いてケージ全体を冷やす方法があります。保冷剤の効果は気温にもよりますが、1-2時間が良い所でしょう。だから、保冷剤は時々交換して、温度を下げる効果を維持しましょう。保冷剤はスーパーで配られているビニールに包まれた物は使用できません。ウズラさん達は好奇心旺盛なので、ケージの外にあっても突いて破いてしまうでしょう。ダイソーなどの100円均一で、アイスボックス用の保冷ボックスが販売されています。これは硬いプラスティックケースで出来ているので、ウズラさん達が突いても壊れません。ケージの大きさにもよりますが、結構な数が必要となるでしょう。大型の保冷ボックスも販売されているので、こちらをご利用下さい。
暑さ対策その三、霧吹きでミスト冷却しましょう。
保冷剤等を用意できない場合、最も簡単な方法が霧吹きを使用することです。いわゆるミスト効果で冷却する方法です。あまり効果は高くありませんが、簡単に出来ることが長所です。冷蔵庫で冷やした冷水を使うと、少し冷却効果が高まります。保冷剤と併用できる点も良いと思います。霧吹きのミストを食べよう?とするウズラさん達の姿も少し可愛いです。
暑すぎる状態が続くと、ウズラさんは痙攣してダウンしてしまいます。そのような状態のウズラさんは、かなり危険な状態です。直ちに体温を下げる措置を施しましょう。大き目の氷嚢を作って、体を包むように置きましょう。痙攣が止まり、状態が回復するまで様子を見ましょう。状態が回復しても、涼しい所で飼育することを心掛けましょう。
ヒメウズラは、並ウズラとコリンウズラより暑さに耐性があります。ヒメウズラは屋内で飼育されている方が多いでしょう。涼しい部屋の中で飼育している場合は良いのですが、そうでない場合は、室温に気を付けましょう。また、窓越しの直射日光にも注意しましょう。ヒメウズラは体力があまりないので、暑さでダウンすると助からないかもしれません。今年の暑さは異常なので、ヒメウズラでも注意しましょう。
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