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災害時、ウズラなどの鳥類と一緒に避難はできるでしょうか?

執筆者の写真: Hideki KobayashiHideki Kobayashi

 能登半島を豪雨が襲い、多くの方が被災されました。犠牲者も7人と数えられています。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。今回も多くの方が被災し、避難所に避難していることでしょう。大雨の場合、土砂災害だけでなく水害も伴うため、「ペットをとりあえず家に置いておく」ということはできません。したがって、ペットを伴って避難所へ避難する方が多くなると思います。現在ではペット同伴可の避難所も多く設定されていますが、ほとんどの場合、ペットは犬や猫と想定されています。鳥類はあまり想定されていません。だから、多くの自治体が用意している「ペットの災害対策」では、犬猫中心で記載されており、鳥類は全くと言って良いほど、記載されていません。ひょっとすると、鳥類はペット扱いではなく小物扱いなのかもしれません。それでも、ウズラ類を始め鳥類と共に避難する場合、トラブルを避けるためペット同伴可の避難所へ行くべきでしょう。特に鳥類はあまり周りの雰囲気に左右されず雄叫びを上げるので、周囲の方の迷惑になるでしょう。


水害ではペットを家に置いておくことはできません。
水害ではペットを家に置いておくことはできません。

ペット同伴可の避難所は、お住いの地方自治体で規定されています。

 

 ペット同伴可の避難所は、国ではなく各地方自治体で規定されています。ほとんどのペット同伴可の避難所は、ペットの飼育場所は住民の避難所とは別に設定されています。ペットと同伴して避難する場合、飼育ケージやエサ、水用の容器などが必須となっています。

避難所では、ペットと一緒に寝泊まりできるわけではありません。だから、鳥類も犬猫と一緒の場所で飼育することになります。犬猫はケージ内で飼育することになっていますが、鳥類が犬猫と同じスペースで生活すると、多大なストレスがかかるでしょう。鳥類のケージは、出来るだけ犬猫から離して設置し、ダンボールなどを利用して犬猫が見えないようにする気配りが必要でしょう。

 

知人や友人などに一時的に預かってもらうことも一案です。

 

 ウズラを始め鳥類と同伴して避難所へ避難する場合、手元で世話をできることがメリットです。やはり、ずっと飼育してきたペットなので、愛着もあるでしょう。しかし避難所で犬猫と一緒にいるストレスは、鳥類にとって大きなものです。そこで、知人や友人に一時的に預かってもらうことはいかがでしょうか?鳥類は犬猫と比較すると世話が少なく、飼いやすいペットです。だから、預かってくれる方も多いと思います。ただ飼育する上で、鳥類特有の問題もあります。例えば、逃げやすい事、鳴き声が大きい事、フンの掃除の事などが挙げられます。人に預ける場合、必ず注意点として伝えておきましょう。特に逃がしてしまうと、預かった人も預けた人も大変後悔することとなります。いつも飼育している本人が、逃亡防止に何気なく行っている事をしっかりと伝えましょう。万が一に備えて、友人・知人・親戚などに、預かってもらえるか声を掛けて置きましょう。

 



 
 
 

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