白色コリンウズラは、コリンウズラからの変異種です。白色という点を除けば、普通のコリンウズラと性質は変わりません。アメリカでは白色コリンウズラとして、確立された系統が販売されています。コリンウズラ愛称は、英語で”Bobwhite”(ボブホワイト)です。白色コリンウズラは、White Bobwhite(ホワイトボブホワイト)と呼ばれ、ちょっと面白い感じとなっています。白色コリンウズラはオスメスを見分けることが難しいです。コリンウズラ特有のオスメス模様で判断できないことが理由です。白色コリンウズラの場合、オスの頭が少し大きいという点が、オスメスを見分けるポイントとされています。個人的には、頭から首、胴体にかけて、スラっとした個体がメスと判断しております。
当社の白色コリンウズラは、完全な白系統ではありません。
当社で販売している白色コリンウズラの卵は、完全な白系統のコリンウズラではありません。多分、10世代以上前に普通のコリンウズラと交配した子供だと思います。しかし、完全に白系統にしてしまうと、遺伝的に不安が生じます。コリンウズラは、日本のウズラやヒメウズラよりも近親交配に少しだけ強い鳥です。それでも、やはり遺伝的に近いペアで交配すると、奇形が出やすいことは否めません。だから、普通のコリンウズラの血が入っていることは、幸運と言えるでしょう。
生まれた子供たちは、全て白色系のコリンウズラでした。
当社で販売している白色コリンウズラの卵を孵化してみました。有精卵率100%、孵化率約70%でした。生まれた子供たちは全て白系でしたが、よく見ると多少違いがありました。完全な薄黄色の個体と、少し灰色がかった白色の個体です。前者は白色コリンウズラに成長すると思います。後者は白色が強い並コリンウズラに育つかもしれません。但し、成長の過程で変わるかもしれません。将来が楽しみです。
並コリンウズラも産卵を開始しました。
白コリンウズラのペアが産卵を開始してから、1カ月くらい経ちました。ようやく、並コリンウズラのペアも産卵を開始しました。並コリンウズラは、オスとメスの模様が明らかに異なるため、分かりやすいです。来週あたりから、販売を開始いたします。並コリンウズラファン(?)の皆さま、お待たせいたしました。ただ、当社の並コリンウズラは必ず並コリンウズラが生まれる、というわけではありません。白に近い個体も生まれる場合があります。また、テネシーレッドコリンウズラと呼ばれる赤色が強く、模様があまりないコリンウズラも生まれます。色々な個体を楽しみたい方は、是非並コリンウズラの卵の孵化に挑戦してみて下さい。
何回もコリンウズラの孵化に挑戦しているけれど、上手く孵化できない方で、どうしてもコリンウズラを飼いたい方、メールにてご相談下さい。孵卵器の機種や設定など、アドバイスできると思います。
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