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酸性雨は、ゆっくりと時間をかけて影響が現れます。

 最近、多くの野菜が値上がりしています。キャベツの値段が400-500円になり、白菜の値段も400円を超えています。4,5年前はキャベツや大きな白菜が100円前後で売られていました。どの野菜も不作で高値となり、その原因は天候や気温にあるとされていました。今後、地球温暖化が進み、高い気温の日が多くなることでしょう。その結果、野菜の生育に悪影響を与えることでしょう。暑さに強いトウモロコシ、トマト、キュウリなどの夏野菜にも悪影響があるかもしれません。

酸性の土では紫陽花が青くなります。アルミニウムイオンの影響です。
酸性の土では紫陽花が青くなります。アルミニウムイオンの影響です。

野菜の値段が高いなら、自分で栽培することも選択肢の一つです。

 

 高値が原因で、野菜の購入を控える人も出てくると思います。野菜は健康的な生活を営むために、絶対必要な食材です。野菜不足は腸内環境が悪化し、肌荒れ、慢性的な便秘や下痢になりやすくなります。また、疲れやすくなり、免疫力の低下、生活習慣病の原因にもなります。販売価格が高いのであれば、自分で育てて収穫するという選択肢もあります。例えば、いわゆるベビーリーフなどは、栽培キットが販売されています。栽培キットの中には、何回も収穫できる製品もあるようです。トマトやキャベツなどを栽培する場合、プランターや植木鉢で育てる必要があります。プランター、植木鉢、土壌を購入して準備した後、育てたい野菜の苗を購入しましょう。栽培初心者の場合、ミニトマトなどがお勧めです。ミニトマトなら3本くらい植えれば、充分かもしれません。

 

「野菜の栽培がうまく出来ない」ことがあります。

 

 野菜の栽培が簡単に出来れば、何の問題もありません。しかし農家さんでさえ、栽培が上手くいかず、野菜が高値になっている現状です。果たして初心者や趣味で園芸している方が、上手く野菜を育てられるのでしょうか?実際に、栽培の途中で枯れ始めたり、花が咲いても実が付かなかったり、害虫が付いたりと、植物を育てた経験がある方なら一度は経験したことがあるでしょう。地球温暖化の影響から、水やりを怠ると水不足になって枯れるなど、かなり栽培も難しくなっていることも事実です。野菜の栽培が難しくなったのは、実は地球温暖化の影響だけでなく、酸性雨も影響を与えているのです。

 

酸性雨は日本でも悪影響を与えています。

 

 酸性雨による被害は、ドイツの「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」が有名です。森の木々が突然枯れて、森を調査した結果、酸性雨が原因と分かりました。日本でも1970年代から酸性雨が各地で降り始めました。酸性雨は今でも降り続いています。しかし、ドイツのシュヴァルツヴァルトで起きた木々の大規模な枯死は、日本では発生していません。だから、日本では酸性雨の悪影響を過小評価し、無視している状態となっています。酸性雨が降り始めて、50年が過ぎようとしています。これまで日本で酸性雨の影響が出なかった理由は、日本の豊富な石灰岩資源が酸性雨を中和していたからです。酸性雨は石灰岩の炭酸カルシウムにより中和され、土壌のpH低下が防がれていました。同時に石灰岩は溶けてしまうため、石灰岩による中和には限界がありました。石灰岩の中和作用は、近年弱くなってきました。実際、園芸店で販売されている赤玉土等は、野山から採掘されています。そのpHを測定すると、約4.9でした。酸性雨の影響で、販売されている園芸用土壌でさえ、酸性化しているのです。

 

酸性化土壌から出るアルミニウムイオンが根に悪影響を与えます。

 

 酸性化した土壌で植物が成長できない原因の一つに、アルミニウムイオンの溶出があります。アルミニウムイオンは、根の伸長と発根を妨げます。その結果、水や肥料(カリウム、硝酸、リン酸)の吸収量が減少してしまいます。最高気温が32℃程度なら、水の吸収量が減っても特に問題ありません。しかし、7月から9月には最高気温が34-36℃になる日が多く、根からの水の吸収量が減少すると、水不足になって高温障害が出てしまいます。また、吸収する肥料が減少すると、成長が鈍り、実の付きも悪くなるでしょう。この時、「あれ、肥料不足かな?」と思い、さらに肥料を投入すると肥料焼けになり枯死の原因となります。

 

アルミリムーバーは、溶け出すアルミニウムイオンを除きます。

 

 当社が販売しているアルミリムーバーは、酸性土壌から遊離するアルミニウムイオンを除きます。だから、酸性雨が降っても根が正常に成長します。酸性雨の影響は静かに進んでいるので、気が付かないことも多いです。水や肥料を与えて、しっかり世話をしても、野菜や花が上手く育たない時、是非アルミリムーバーを試してみて下さい。


 
 
 

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