2024年10月16日に北海道・胆振の厚真町の養鶏場で、鶏が数十羽死んでいることが確認されました。検査の結果、鳥インフルエンザに感染していたことが分かりました。残念ながら、この養鶏場の鶏は全て殺処分となりました。翌17日に殺処分が実施され、約2万羽が処分されました。いつも思うのですが、この殺処分は本当に悲しいです。しかし、食肉用の家禽であるため、遅かれ早かれ殺されてしまうのですが、ペットの場合は違います。可愛いペットであるウズラ類・ニワトリ類が鳥インフルエンザに感染すると、確実に死に至ります。複数羽飼育している場合、飼育している鳥たちは全て死亡するか、担当部署の方に回収されて殺処分となります。ペットとしてウズラ類、ニワトリ類を飼育されている方は、鳥インフルエンザのニュースをチェックしましょう。近所の養鶏場などで鳥インフルエンザ感染が報道された場合、注意しましょう。
鳥インフルエンザは渡り鳥が拡散しています。
今回、鳥インフルエンザの感染が確認された地域は、北海道でした。秋から冬にかけてシベリアの渡り鳥が日本に渡ってきます。渡り鳥が最初に訪れる北海道で鳥インフルエンザ感染が出たのでしょう。今後、渡り鳥は南下して東北地方、関東地方へと渡ってきます。冬、シベリアから南下する渡り鳥は、白鳥、シギ、チドリ、カリ、カモ、ツグミ、アトリ、ヒワなどが居ます。白鳥やカモのように水辺の鳥が多いですが、ツグミやヒワのように野原にいる鳥も渡ってきます。特にヒワはスズメより小さい鳥なので、見つけることは困難でしょう。ツグミは小さな野原や空き地で、チョコチョコ歩きながら、時折「ニョキ!」と首を伸ばして止まる鳥です。かつては食用に捕獲されていましたが、現在では野鳥は捕獲が禁止されているので、食べることは出来ません。
近所で鳥の死骸を見つけたら、要注意です。
見かける機会はほとんどありませんが、もし鳥の死骸を近所で見つけたら、鳥インフルエンザを疑いましょう。周囲の界隈で、鳥インフルエンザ感染が起きている可能性があります。鳥の死骸の目が充血していた場合は、特に鳥インフルエンザの可能性が高いです。この場合、死骸に触れない事はもちろんですが、鳥のフンなどにも注意が必要です。鳥のフンは直ぐに乾燥して、細かくなって拡散します。そのため、靴の裏に付着する可能性があります。家に持ち込まないためにも、家に入る時は靴裏を水で洗いましょう。
飼育しているウズラ類・ニワトリ類が死んでしまった時にするべきこと
もし、飼育しているウズラ類・ニワトリ類が突然死んでしまった場合、死骸を観察しましょう。多数の死骸があったり、眼が充血していたり、トンビや鷹などの猛禽類だったりした場合、鳥インフルエンザの可能性があります。担当部署に報告する必要があります。ただ、役所はあまり事を大事にしたくないので、何の検査も行わず、そのまま処分することを勧めてくるかもしれません。それでも、地域の家禽農家のために、必ず報告だけは行いましょう。
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