鳥インフルエンザが日本中で大流行しています。以前のブログでも取り上げましたが、2023年に入ってからも増加傾向にあります。最近も川南町の養鶏場で、鳥インフルエンザの陽性が確認されました。その後の遺伝子検査で高病原性の可能性が高いH5亜型のウイルスであることが分かりました。この養鶏場で飼育されているニワトリおよそ10万羽の殺処分が行われています。この農場の半径10キロ以内では、123の農場であわせて約396万羽のニワトリが飼育されていますが、今のところ異常は確認されていないようです。ペットとしてウズラ類を飼育されている方は、養鶏場の鳥インフルエンザ感染のニュースを見て、殺処分されるニワトリに心を痛めることでしょう。
野鳥の鳥インフルエンザ感染が深刻です。
鳥インフルエンザが記録的に発生している原因の一つに、野鳥に鳥インフルエンザ感染が広がっていることが挙げられます。令和2年度は、野鳥の鳥インフルエンザ感染発生件数が58件でした。令和4年度は既に143件も報告されています。実に2倍以上の感染報告です。野鳥は思うがままに日本中を飛んでいるので、鳥インフルエンザが拡散しているのでしょう。
飼育しているウズラ類を感染から守りましょう。
北海道大学・迫田義博教授のコメントでは、「すべての養鶏場の方々、家禽(かきん)を飼われている方々、うちは絶対に発生しないとは言えない状況」とのことです。ヒメウズラやコリンウズラは家禽ではありませんが、鳥インフルエンザに感染するリスクがあります。もちろん、ウズラやニワトリを飼育されている方は、十分に注意が必要です。では、どのような対処が必要でしょうか?
個人で出来る鳥インフルエンザ対策について
養鶏場や養鶉場では、関係者以外の立ち入り禁止やネットを2重に張るなどの対策が行われます。養鶏場などに近づく時は、服を着替えて、靴も履き替えるなどの対策も行われます。しかし、一般の家庭では友人が遊びに来ることや、仕事関係の人が訪問することもあるでしょう。「鳥インフルエンザが気になる」という理由で、断るわけにもいきません。外から鳥インフルエンザが持ち込まれる可能性があるとすると、靴の裏の付着物です。普段歩いていて、気が付かないうちに野鳥の排泄物や吐露物を踏んでいる可能性があります。そこで、屋外用の玄関マットを準備して、靴裏の付着物を落としましょう。
屋外でウズラ類、ニワトリを飼育している方は、飼育している場所に野鳥が入らないように防鳥ネットを張っておきましょう。防鳥ネットは、園芸店やホームセンターで販売されています。また、降って来る雨は仕方ありませんが、周囲から流れてくる雨水が飼育している所に流入してくることを防ぎましょう。鳥インフルエンザは春まで警戒が必要です。鳥インフルエンザに感染しないように、できることはやっておきましょう。
現在、新春セール中です。ヒメウズラの有精卵5個に1個おまけしております。ヒメウズラの飼育を行ってみたい方は、是非ご利用下さい。
Kommentare