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執筆者の写真Hideki Kobayashi

2024年の最新孵卵器情報

 孵卵器は卵を孵化させる時にしか使わない機器です。そのため、ほとんどの方は1-2回使った後は、不要の機器となってしまいます。もちろん、次回使う時まで物置にしまっておくという選択もありますが、あまりお勧めできません。放置期間によりますが、サーモスタットやバイメタルが劣化して、正確な温度調節が出来なくなっている可能性があります。車に使う高精度・高耐性のサーモスタットでさえ、10年間で交換が必要です。暫く使用しない場合は、メルカリやジモティー、ヤフオクなどで売却しましょう。その時は、どのくらい使用したのか、説明文に記入しておきましょう。

 


孵化を行うためには孵卵器は大切です。
孵化を行うためには孵卵器は大切です。

 

 最近の機種ですが、孵卵器に水を供給する機能が付属した孵卵器が販売されていました。一般に、鳥類の卵の人工孵化を行う場合、水を供給することで湿度の調節を行います。これまでは、ほとんど全ての機種で孵卵器内の水は手動で入れていました。機種によっては、蓋を開けないと給水できないタイプもあり、給水は意外と気を遣う作業です。この機種は自動で給水してくれるので、非常に便利です。ローラータイプの自動転卵装置も付属していますが、ローラーが大きめなので、小さいヒメウズラの卵の転卵は難しいかもしれません。

 

 

 卵の人工孵化では、温度が非常に重要視されています。しかし、鳥の種類によっては湿度の調節も孵化率に大きく影響します。コリンウズラの孵化では、孵化の初期段階で湿度が高いと中止卵となって孵化しません。日本は外部の湿度がかなり高い時があるので、孵化率が低下する可能性があります。湿度表示ができる孵卵器は非常に珍しいので、コリンウズラの孵化を考えている方は、是非ご一考下さい。孵卵器の蓋を開けないで、給水できるように設計されています。自動孵卵器も付属しています。敷居板で卵を転がすタイプなので、ヒメウズラの卵も転卵できるでしょう。また、この孵卵器は非常に可愛らしい外観をしているので、使用しない時はインテリアとしても良いかもしれません。

 

 

 前述の2機種の孵卵器は、自動転卵装置が付属している全自動型です。卵をセットしておけば、あまり手間を掛けずに孵化できる機器です。しかし、それでは面白くない!自分が親鳥になって転卵して孵化したい!と考える方もいるでしょう。もちろん自動転卵装置が付いていない孵卵器も販売されていますが、さらに一歩進んで自分で組み立てるDIY孵卵器はいかがでしょうか?この製品は、自分で組み立てる孵卵器です。サーモスタットで温度を一定に保ち、温度表示もされます。自分で手間をかけて卵の孵化を行ってみたい方は、是非お試しください。

 

 孵卵器は日々進化しています。ご自分のライフスタイルや孵化対象の鳥の種類にあった機器を購入しましょう。孵卵器は当たり外れの多い機器なので、購入後は表示温度と内部温度の差が無いか、必ずチェックしましょう。

 




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